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46~50
46.白い獣の瞳孔に

きっと私が映るよう

華の簪 刺してゆくから

どうか その雲間から見つけてね


47.春の陽しか識らない私に

冬の風を教えてね

寒さに寄せあう 頬の間に

初めての温度も忘れずに


48.紅燭の

とうかを少し 引寄せて

輪廻を廻る

ぐるり ぐるり


49.哀しみの

プシュケをひとつ 口に含んで

渇いた珊瑚を

足の裏に感じながら

幻月までは杳渺と


50.「 」と 囁いた君の

唇の端に レトの面影を感じて

あゝ これも涙に溶けてしまう 角砂糖だったのだと

背中合わせの 太陽と月を憐れむ
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41~45
41.このうでにまいた

リボンを解いたら すべてが

溶けてしまうきがした


42.艶やかに

つたい落ちて氷蜜

首筋に甘い跡を残しましょ


43.仄かに灯し 鬼灯の

ほほに触れれば 染み透る

闇の夜道も 新月も 君と照らせば

なんのその


44.白銀のアルテミス

その頬 月より冷たく

その瞳 牡鹿より潤み

片割れのことを想い 嘆く

月光の路を歩く憂の爪先に

叶うものは皆無


45.私の心臓と 貴方の心臓

アストライアの天秤で量ってみよう きっと

私の方が おもいから



36~40
36.私にみえている全てを

私の瞳に映るそのままに

貴方にみせられたらいいのに そうしたら

貴方がどれだけ眩しいか


37.マグナムに弾をこめる貴方の

指先がどうにも愛おしくて それは

人をあやめる モノだというのに


38.五つの音が

心地よい響きで 君を導いて

君をどんぞこに落とす


39.蒼の涙が地に降りて

万物の虹彩を突き抜ける

果てなき時代に授かりし

アマルフィの嘆きと煌めき永久に


40.幽かに 氷霧は薫り

愉しげに 游鱗は跳ねる

かろやかに 白姫は歌い

静謐を纏い眠りに落ちる

エリュシオンの扉を開くのはだれ?


お知らせ
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*リンク必須としていましたが、任意に変更しました。

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2012.05.07 くろきた
261~270
261.飛び乗り恋愛
262.飛び降り失恋
263. それは甘く焼けつくような
264.この恋は測定不能
265.息をする君のために
266.あなたの手で終わらせて 引金をひいて さぁ
267.未知の世界へタップしよう
268.断罪のマリア
269.贖罪のアリア
270.原罪のイリア
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